「職」を賭してまで・・・誰のために?

  • 2007/09/09(日) 22:42:30

安倍総理は、テロ対策特別措置法に基づくインド洋での海上自衛隊の給油活動継続を「国際公約」とあらためて位置付け、継続できなければ政治的責任をとり退陣する意向を表明されたそうです。さて、果たしてこの問題はどう決着がつくのでしょうか・・?
一方、民主党では副代表になった前原議員が自衛隊の海上給油活動に対し理解を示す発言をしめしており、情勢はまだ流動的だと思われます。でも、この一件だけではまだ政界再編や政権交代までの大きな動きにはならないような気が私にはしています。

私の勝手な予想ですが、いったんは給油活動を断念して安倍総理が退陣したとしても、解散・総選挙にならなければ結局は今の衆院議席で圧倒的多数を持つ自公政権が次の総理を持ってくるだけのことで、その新総理の下であらためて給油活動を合法的に行うやり方をとっていくんじゃないかって思っています。
しょせん日本は「同盟」という名の「対米隷属」下にある国で、結局はアメリカ様のご意向には逆らえないってことになるのでしょう。

ちょっと意地悪なことを言わせてもらえば、安倍総理って、国内でどんだけ批判とか言われても決して辞めないっていう感じだったのに、アメリカの要望する「自衛隊による海外給油」ができないとなると、もうそれだけであっさりと退陣するって言いだすのはどうなの?って感じです。彼は日本国民に対する責任感よりも、アメリカに対する責任感の方が強かったのでしょうか・・?日本人にはどんだけ文句言われてもどこ吹く風という感じだったのに、アメリカに顔向けできないとなるとさっさと身を引くというのは、総理はそもそもいったい、誰の方を向いて誰のために総理大臣を勤めておられたのだろうか・・そう思う人は私を含めて多いのではないかと思います。

国際的な信用とか約束とかが大切なのはわかりますが、それが国内問題よりも重視されているかのような雰囲気は、政府自体が日本の民衆よりもアメリカの政府役人を大切にしているかのようで、あまり気分のいいものではないと私は思います。というか海外給油活動ができないことで日本の行政トップが辞任するのって、やっぱり何か変な感じです。
仮にアメリカの大統領が日本との約束を破ったとしても、その責任をとって辞任するなんてことはまず絶対あり得ないはずでしょう?(・・相手は日本に限らずなのでしょうけど)。
そう考えると、今回の総理の発言は「国際的信用を保つための捨て身の決意」というより、「アメリカの意向を受け入れ難い国内情勢になってきたので、アメリカに申し訳ないから辞める」って感じに私には聞こえます。同盟相手への信義というよりは、強い者に逆らえないタイコ持ちがご機嫌取りをしているみたいに見えてしまいます・・・

でも素朴に思うのですが、日本という国は本来日本「国民」のものであって、アメリカはおろか、「国際社会」とか政治家や与党のものではないと私は思います。アメリカの軍事行動に協力することが無条件の「大前提」にされている議論にはやはり違和感を覚えますし、もし日本がアメリカに隷属しないと本当に「やっていけない」国だというのなら、政府は国民に対し、今こそはっきりとそう言い切るべきでしょう。キレイ事のオンパレードみたいな表現でごまかすのはやめて、ありのままの真実を国民に語るべきだと思います。年次改革要望書の件とか・・

だいたい、同盟とは本来『対等』のパートナーであるべきです。一方の代表たる者が相手側の要請に応えられないから辞めていくような関係は「対等の同盟」とは言えないと私は思います。

それにしても、もし安倍総理が本当に退陣したら、後継総理は誰になるんでしょう?やはり本命は麻生氏なのでしょうか、もしかしたら小池氏、あるいは舛添氏とか・・・いっそ一発逆転で公明党の太田代表という手もなくはない・・いやさすがにそれはないでしょうけどね。
まあ誰がなっても政策の基本路線が変わらないんだったら、どっちにしても私は大して期待しません。衆院の解散・総選挙がなければ民主党政権も実現しそうにないですしね。

参院選の結果を受けて地方救済策として打ち出された「ふるさと納税」もあまり根本的な地方救済策にはならないような気がします。きっと大都市圏からは「自分達で経済発展の努力をしないような地方をなぜ都市圏が犠牲になってまで助けなければならないのか?」という反発が起きると思いますし・・そのうち「日本一の大都会」の「日本一天狗で高慢な知事」が先頭を切って怒り出すんじゃないでしょうか。

そういえばその話題になっている「ふるさと納税」って聞くと竹下内閣の「ふるさと創生」を思い出してしまうんですよね、音が似ているので・・
あの政策はバラマキの最悪例みたいに思われていますが、今にしてみればモッタイナイことをしたものです。一億円のトイレ(北海道八雲町)とか純金製のこけし(青森県黒石市)とか・・確かにあの頃の日本は思い上がっていたと思います。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とか「アメリカにもう学ぶものはない」とか・・いや、でもアメリカに“学ぶべきもの”がないのは今も同じかもしれない・・・見習っちゃいけないモノはまだまだたくさんありそうですけどね。

さて、せっかくドームに帰ってきて週末のゲームというのに西武に連敗してしまったファイターズですが、ヒルマン監督が今年限りで退任されることになりましたね。
北海道移転後のファンとしては、「道民球団の初代監督」という存在なので残念だとは思いますが、でもむしろよくここまでやってくれたと思います。まだ今シーズンは終わっていませんが、監督がアメリカに帰られる時は心から感謝をこめて「お疲れ様でした」と申し上げたいものです。

一方、やっぱりというか2000本安打を達成した田中幸雄選手も今季限りでの引退が決まりました。寂しい話ですが、将来の監督候補No.1としてコーチ、或いは解説等してじっくり指導者としての経験を積んでいただきたいと思いますね。
それにしても、来季のファイターズは誰が監督になるのでしょう?・・・また外人監督なのかな?白井ヘッドコーチの昇格とか・・・難しいかな、世の中にはナンバーツーには理想的であってもトップには向かない人もいるし、もちろんその逆もいますしね。

いずれにせよ、今シーズンも佳境に入ってきていますが、どうも個人的事情であまりファイターズの応援にも身が入らない毎日になってしまっています。ちょっと心の余裕が少なくなってきているのかも・・今年はクライマックスも日本シリーズも(あれば)、観にいけそうにないかな・・さすがに。
優勝パレードは観にいけそうですけどね・・・って、話がさすがに飛びすぎです。何年も優勝「おあずけ」状態のホークスの執念を甘く見ちゃいけませんしね。

・・それにしても、9月上旬にしては暑いんじゃないですかね?ラニーニャ現象の影響で「秋」をすっとばして「冬」が来るという観測もありますが、それはちょっと、体調を壊しそうで嫌な感じです。涼しい爽やかな秋が待ち遠しいです。

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